「うつ病」のスピリチュアル的解釈とは

こんにちは。
スピリチュアルライフコーチ yukoです。

近年 身内や親戚、会社の同僚など
身近に 精神の病に苦しむ人の割合が
とても 増えてきたように感じています。


私の父がうつ病を患ったのは 今から10年ほど前
70代後半の事でした。

老人性のうつ病は 認知症に似た症状もあり
間違えられることも多いそうです。

発症した当初 父は一人では何もできない状態でした。
食事もほとんど食べれず 体重も激減

「一度寝ると目が覚めなくなる」という恐怖から
眠ることもできず

一日中家の中を歩き回る という状態でした。

どんどん症状はひどくなる一方
薬もどんどん増えていきました。

他の家族がお世話しようにも
母以外の人は 一切受け入れない状態

私や兄の姿を見ると 
逃げるように部屋に入ってしまうという

家族の中でも 特に 実の子供には

そんな自分の姿を見せたくない
といった気持ちの現れだったのでしょう

元々口数が多い方ではなかった父ですが
私としては 寂しい気持ちでいっぱいでした。

父は本当に我慢強い人でした。
小さい頃から お世話をする人はいても

母親のぬくもり 父親の愛情に
ほとんど触れることなく

故郷の岡山から 東京に疎開をして以来
ずっと家族から離れて暮らしてきたそうです。

何があっても
感情的になることはなく 冷静沈着

いざという時は
忠告してくれたり 叱ってくれたり

それ以外は ほとんど口を出さずとも
寡黙で頼れる父でした。

いつも仕事帰りに
お酒をひっかけて帰ってきては 
ダジャレを言ったり 冗談を言ったり
楽しい替え歌を歌ってくれたり

普段は 照れ屋な父が
お酒を飲むと いつも楽しませてくれる

私は 幼い頃からそんな父が大好きだったのです。

現役時代 私は家で
機嫌が悪い父を見たことがありませんでした。

ただの「お酒好き」と
誰もが思っていたのですが

実は
「仕事のストレスを家に持ち込みたくない」
という父なりの気遣いだったことを

私は ずっと後になって知りました。

そうなんです。
優しい人 人知れず頑張っている人 

そういう人は 色々な感情を溜めこんでしまうのです。

きっと父も 小さい頃からずっと
自分を抑えて生きてきたのだと思います。

父の症状は悪くなる一方でした。

これ以上薬漬けになることを懸念した母が
思い切って病院を変え

とても明るく、親身になってくださる先生に出会ってから
薬の量も減り、徐々に良くなっていきました。

父も先生には心を開いている様でした。

こういった病気の場合
どの先生に頼るか、によって

回復度合いが
とても大きく変わってくるのではないかと思います。

今でも うつ状態と躁状態が 
交互にくるというのは変わりませんが

すべてに無気力で 
一日中 寝転がってばかりだったのが

良い時は 
テレビでスポーツ中継を楽しんだり

新聞を読んだり
難しい本を好んで読むようになりました。

うつ状態の時は 認知症のような症状も
多少見られますが

GPS付きの携帯を持つようになってから
母の心配が減って 単独行動も増え

自立もさらに進んだように思います。

父にはずっと
穏やかで幸せな余生を過ごして欲しいと
心から思っていました。

今では

良い時は遊びに行くと 話をしてくれること
お菓子を作って持っていくと
「おいしいよ」と嬉しそうに食べてくれること

うつの時でも 部屋に顔を出すと
元気に挨拶してくれること

何よりうれしかったのは
昔のような 笑顔が戻ってきたこと

本当に見違えるほど良くなりました。


これも 母が常に明るさを失うことなく
父を支え続けてくれたお陰です。

老人性のうつ病は治りにくいと言われていますが
そんなことはありません。

スピリチュアル的に見ると 

人は好きな事から離れれば離れるほど元気がなくなる
 それに 西洋のお医者さんが病名をつけたのがうつ病

好きな事をすればするほど
うつ病は良くなっていく
とのことです。

そして この事を知った途端に
うつ病が治ってしまったというケースも実際にあるそうです。

本人はもちろん 傍で支える人にとっても
負担は大きいと思いますし

周りの人が あまり深刻になり過ぎず
希望を持って 明るい心持ちでいること

それが本人にも 必ず波及していきます。

私のクライアントさんにも 
統合失調症のお子さんを抱えていらっしゃる方が
おられました。

その方自身も 幼い頃から色々ご苦労をされ
内面的に 色々な闇を抱えていらっしゃいましたが

ご本人の変化に伴い
息子さんも 徐々に心を開かれていったそうです。

部屋に閉じこもり 暴言を吐いていた息子さんが
優しい気遣いを見せてくれるようになったと
喜んでおられました。

やはり 心は繋がっていますし、
たとえ会話がなかったとしても 必ず伝わります。

相手を変えようとするより
自分が先に変わる方が よっぽど早道になります。

無理なく 自然な形で変わっていくのが
何よりベストな状態なのです。 

私も父の病気を通して
そのことを 改めて実感しました。


今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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