思いよ…届け

元夫に対し…
今になって思うこと…

今の私だから分かること…気づくことが
たくさんある

一つ言葉を出すと…
後から後から 溢れてくる

一緒に
切なさが込み上げてくる

あなたが…あの日から
ずっと抱えてきた 重たいもの…

それを思うと 胸が苦しくなる

あなたの愛の大きさ…深さに
どうしてあの時 気づかなかったんだろう

ほんと未熟だったね…私

もっとあなたに
与えられるものがあったはずなのに…

別れる…
結果は同じだったとしても

あなたの心に…
温かいものを残すことができたはず

ごめんね
本当にごめん

あなたを安心させたくて…
前を向いて欲しくて…

必ずしていた恋愛報告…

私も…良い報告が聞きたくて

「そっちはどうなの?」と…

いつも 決まって

「出会いなんかねぇし」

と…素っ気ない答え

結婚の話題を振ってみたところで…

「俺は結婚向いてねぇし」

…と さらに気のない返事(;^ω^)

最後に聞いたのって
いつだったかな…

あれから…
恋ぐらいはしてるよね⁉

結婚に向いてないんじゃないってば

私じゃなかったら…

あなたには…
人を愛する力があるでしょ

それが何より大切

あの頃の私こそ…
結婚不適合者だったと思う

あなたのせいじゃない…

あなたこそ…幸せになる資格があるはず
誰よりもだよ

このまま終わるなんて
やめてね ぜったい

言ってなかったけど

私達って…

過去世で
兄妹だったことがあるんだって

色んな形で出会って来たと思うけど…

おそらく 今の私達に
一番影響を与えている過去世なんだと思う…

商人の家に生まれた私たちは
幼い頃 火事で両親をいっぺんに亡くし

二人 力を合わせて生きていたんだって

たくさんの大人に騙されて
その度に絶望して…

人を信じられなくなって 

それでも…

あなたは兄として…働き手として

私を一生懸命養い…
守ってくれたんだって

最後に私たちが どんな形で別れたのか

行き別れたのか…死に別れたのか…
よく分からないけれど

もしかしたら…

私を守らなきゃって思う気持ち…

どこかに残してきたのかもしれないね

…そんな風に思ったよ

嫁入り道具の大きいタンスも
まだ 置いたままでしょ

あなたにとったら 
邪魔でしかないはず

あれが無ければ 引っ越せるのに

売って良いって言ったのに

そんなところにいたら…

恋人だって寄り付かないよ(´ー`)

会社の近くの寮⁉
もっと狭いアパート⁉

すぐに引っ越すって言ってたじゃん…

居る理由なんてないはずなのに

今もそうやって守り続けてるの?

嫌だったでしょ…
辛かったよね…

二人で過ごした家で…

残像を残した家で
独り 暮らすなんて

どんな気持ちで?

もしも…
いつか…
戻ってくることがあったら…

そんな わずかな望みだけで
守れるものなの?

きっとね…

そこを出ることが…
一番の近道のような気がするよ

今さら⁉ めんどくせぇよ…

あなたなら 言いそうだけど…

形って 結構大切だよ

私はもう…

何があっても戻ることはない

すべてを捨てて…

すべて忘れて…

再出発してほしい…

心から そう思う

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